花を美しいと思う あなたの心が美しい。 サンシャインシティは花ざかり 2019 2019年も、花のイベント続々!

Y君 はじめての◯◯シリーズ【ローズ前編~バラの魅力~】

Y君 はじめての◯◯シリーズ
【ローズ前編~バラの魅力~】

先生:玉置一裕さん 「New Roses」編集長

「サンシャインシティ ローズガーデン」にて初めて鉢バラを購入したY君。バラの花姿は豪華だし、人気も高いしすごいなぁ。そういえば「百万本のバラ」なんて歌もあるらしいけど、百万本なんて、凄すぎて想像できないよ。。。

栽培初心者のY君が、いろんな先生にイチから教えていただくこのコーナー。
第5回は数多の花言葉をもつ気高き花の王道「ローズ編」を前・後編でお届けいたします。
玉置さん、バラについて教えてください。よろしくお願いいたします。

Q1バラの特徴を教えてください。
A

最近発表されるバラは、ほとんどが「四季咲き」です。品種によっても違いますが、5月初旬~中旬から咲き始め、その後は40~60日間隔で繰り返して花を咲かせ続けます。


<春の「ボレロ」>

一般的に「難しい」「手間がかかる」という印象があるバラですが、それは、一輪の大きな花を立派に咲かせるための育て方の印象が強いためです。最近のバラはもっと手軽に育てられるようになっていて、「四季を通じて花を咲かせる低木」ととらえれば、それほど「難しい」ものではありません。
なお、秋のバラは、花が株いっぱいに咲く春のバラと比べて花数は少ないのですが、一輪が大きめに咲き、花色も濃いめになります。暖地だと12月初旬まで花を咲かせ続ける品種もあります。


<秋の「ボレロ」>


<秋花の鉢植え「ボレロ」>


<鉢植え>

また、「樹勢が強い」という特徴があります。枝がよく伸び、葉を落としても回復するという意味です。植物は一般的に、枝を伸ばしているうちは花が咲きづらくなっています。愛好者にとっては伸びた枝をどこで切ったら良いかも、迷うところ。そこで、いまの世界のバラづくりは「枝が伸びすぎずに繰り返して咲き続ける」品種の開発が重視され、実際に増えてきています。これらのバラは「コンパクトなシュラブローズ(コンパクトシュラブ)」と呼ばれ、これから増えていくタイプのバラです。


<コンパクトシュラブ「マイローズ」>


<コンパクトシュラブ「レディ エマ ハミルトン」>


<コンパクトシュラブ「恋きらら」>

花は中輪~中大輪で花1輪や数輪でも楽しめ、庭なら前の方に植え、鉢植えでもあまり大きくならずに、四季を通じて咲き続けます。芳香がある品種も多くあります。栽培上は、花がら摘み、少しの切り戻し、ほどほどの薬剤散布、そして肥料やりなど、あまり手間をかけなくても自然に花を咲かせ、しっかりと管理すれば、たくさんの花を咲かせます。いわば、「そこそこの手入れ」で花が咲くタイプです。


<コンパクトシュラブローズの庭植え>

Q2この季節なので秋バラを育ててみたいと思います。秋バラを上手に栽培するために必要な作業を教えてください。
A

バラの栽培にあたって「花」が咲くことは結果です。花をきれいに咲かせるためには、株を元気に育てることが必要です。葉や幹、株が元気であるということは、土の中にあるので見えませんが、根がよく張っていることを指します。栽培にはさまざまな作業があります。
まず植物ですから①水やりは必要。

とくに鉢植えは水を切らすと急に元気がなくなります。そのほか、
②伸びた枝の剪定③株をきれいに保つための花がら摘み④枝を伸ばすための肥料やり⑤病気を予防したり、かかったら治療するための殺菌剤の散布、害虫の防除を行うための殺虫剤の散布などの作業があります。

Q3バラといっても様々な種類がありますが、栽培方法はどれも一緒なのでしょうか?
A

栽培管理の手間は、種類によって違います。
一般に大きな花を咲かせる品種ほど栽培に手間がかかります。手間をかけて咲かせるバラの代表は「ハイブリッド・ティー」と呼ばれる四季咲きの大輪のバラです。主に花一輪を鑑賞します。


<ハイブリッド・ティー「パパ メイアン」>


<ハイブリッド・ティー「芳純(ほうじゅん)」>

逆に最も手間がかからない種類が、欧米で最近増えている「ローズペイザージュ」「ランドスケープローズ」という“景観をつくるバラ”。公園等公共の場に植えられる手間いらずのバラです。花は主に小輪~小中輪で、少し離れて見て咲く花を楽しみます。


<ローズペイザージュ「キャンディア メイディランド」>


<ローズぺイザージュ「チェリー ボニカ」>

この「ハイブリット・ティー」と「ローズペイサージュ」の中間が一般に「シュラブローズ」と呼ばれる最近の主流のバラ。①枝が伸び、つるバラにもできるタイプと②コンパクトで繰り返して咲くタイプに大別されます。花一輪でも株全体に咲く姿も鑑賞できるバラです。


<枝が伸びるシュラブ「アミ ロマンティカ」>


<枝が伸びるシュラブ「クリスティアーナ」>


<枝が伸びるシュラブ「ジュード ジ オブスキュア」>

品種の開発も進み、手軽に育てられるようもなって、そこそこのお手入れでも花が咲くバラもあるんですね。
初心者のボクでもチャレンジできそうな気がしてきました。
続けて伺っていきますので、後編もお楽しみください。

玉置一裕(たまおき・かずひろ) プロフィール

バラの専門誌『New Roses』編集長。企画・構成から取材・執筆、撮影・アートディレクション、編集までを一貫して行っている。バラを「育種家が自らの感性に忠実に自然を対象に創り上げたクリエイティブな作品」ととらえ、育種家の考え方の紹介を通じてガーデンローズの“美しさ”の違いを明らかにする。同時に変わってきているバラの樹の性質に合った最適な栽培法や、庭での用途についても理解促進に努めている。

ページトップへ